家具インテリアのあれやこれや

家具のリペアや修理などからリフォームまでいろいろ綴っていきたいと思います。

家具の塗替えの仕方2 染色編

前回の続き。

 

2.色が必要な場合は、ステインを塗る

 

ステインとは、英語で「染める」の意味で、

大きく分けて、オイルステインと水性ステインに分かれます。

油性と水性という意味ですね。

水性のほうが吸収が良いので、木目がはっきり出て、油性のほうは、粘り気があり、表面にも均等に着色されます。

 

直接カラーニスを塗る方法もありますが、家具のほとんどの場合、カラーニスは使いません。

オイルフィニッシュの場合は、カラーのオイルを塗るだけでの仕上げ塗装になります。

 

私の場合は、家具を直す場合で元々着色されている場合は着色します。

その他に、かなりひどい染みがあり、削っても取れない場合の隠し手段として、やる場合もあります。

 

ステイン(染料)は、油性と水性があります。

経験上、油性より水性をおすすめします。

 

理由は、油性は乾きは早いのですが、その後の仕上げのフィニッシュの塗装で色を引っ張りやすい。

また、油性の塗料仕上げで仕上げの塗装を刷毛塗り等した場合、1~2日シッカリ乾燥させないと塗ったところにダマが出来やすい。

 

水性は、ある程度乾かしさえすれば、油性を上から載せても特に問題はありません。

 

本業の方なら同時進行でいろいろ作業があるので、油性でも問題ないと思いますが、DIYなどの限られた休日を使って作業の場合、どうしても作業を焦るので、油性だと待ち切れずに失敗しやすいわけです。

 

なお、ステインの塗る場合は直接原液で塗らずに薄めて塗りましょう。

すごい勢いで吸い込んでいくので、ムラになりやすいので、一気に塗っていけるように多めに塗料を用意しておいた方が良いと思います。

 

 

 

次回は、仕上げ塗装です。

 

1.家具の塗替えの仕方 剥離編